未来の15秒ドライヤーをつくりたい!

メンバー:橋本侑奈
日常の「面倒くさい」を起点に、髪をたった”15秒”で乾かすことができる装置の開発に挑戦します。ドライヤーの熱や風の原理、髪の構造、水分の飛ばし方を見直し、髪の乾かし方をゼロから問い直します。工学・物理・デザインの視点を掛け合わせながら、プロトタイプづくりを進めます!


「髪を乾かすのが、面倒くさい!」


実験オーナーの橋本さん自身が毎日感じていた「面倒」。
同じように思っている人が意外と多いことに気づき、
髪を早く乾かすには?髪をドライヤーで乾かす以外に乾かす方法はないか?と考えた時に浮かんだのが、お風呂から出たときには、すでに髪が乾いているような未来の姿。
その理想を叶えるために掲げた数字が「15秒」!
当たり前になっている「髪を乾かす」ことに、あえて問いを投げかけてみます。



この実験の目的は、“面倒くさい”を起点に、日常をもっと快適にする技術や体験をつくること。
中でも「髪を乾かす」という行為を再定義し、15秒で乾く未来の装置の実現を目指します。科学的視点に、プロダクトデザインや使いたくなる仕組みを掛け合わせ、
これまでにないアプローチで乾かし方を問い直しながら、「面倒」から”快適”さへの追求に挑戦します。



STEP1:探求と仮説づくり

髪や水分の構造、乾燥の仕組み、ドライヤーの物理原理を調べながら、ユーザーが抱える不満やニーズを明らかにします。その上で「なぜ15秒で乾かす必要があるのか?」という問いを立て、仮説とアイデアをスケッチに落とし込んでいきます。


STEP2:技術設計と試作

理工系の学生や専門家と連携し、アイデアをもとに技術的な実現可能性を検討します。その上で、原理的な構造や素材などを選定し、簡易的なプロトタイプの設計と制作に取り組みます。



STEP3:実験と改良

テスト実験を通じて問題点を洗い出し改良を重ね、プロトタイプを完成させます。




チームメンバーと第1回ミーティング!

2025/05

イノベーション・アントレプレナーシップ推進室のURA清水さん、学生コミュニケーターの小松さんとともに、第1回ミーティングを実施。橋本さんから、「なぜ15秒で乾くドライヤーを作りたいのか」という想いを共有していただき、これまで自身で行ってきた実験について報告がありました。

橋本さんは、ポリアクリル酸ナトリウムのような高吸水性素材の活用、櫛のとき方、タオルの種類による乾き方の違いなど、さまざまなアプローチで多角的な検証を重ねてきました。エクステを使って髪の状態を再現し、髪の変化も観察しながら、それぞれの要素が乾燥速度に与える影響を比較。

個人実験の成果を踏まえ、次のステップとしてプロトタイプの製作に取り組むことが決まりました。

メンバー

橋本侑奈

名古屋大学 工学部 電気電子情報工学科