分断と対立を乗り越える民主的な対話を実現する場のあり方とは?

メンバー:小松優治 / 井上裕介 / 森田湧登 / 西澤薫 / 中島光一朗
私たちは分断と対立を乗り越えるための民主的な対話のあり方を追求しています。具体的な社会問題を素材に、多様な世代・ジェンダー・価値観を持つ人々との対話を実践し、集団的知を創造するコミュニケーションについて考えていきます。

私たち運営メンバーはもともと、分野を超えて様々な学問に取り組むコミュニティの勉強仲間でした。そのコミュニティで行われる議論や情報共有の場では、相反する意見が衝突し、お互いの考えが全く共有できないといったことが何度もありました。その一方で、対立を乗り越えて新たな知が生まれたり、新たな視点を獲得したりといったこともしばしば経験し、対話の素晴らしさを実感しました。 現在の社会は、分断と対立の真っ只中にいます。個人主義と相対主義がますます力を強めるコミュニケーション環境によって、私たちは、意見の異なる相手と共存する機会と忍耐をすっかり失い、建設的な話し合いの実現は非常に難しくなっています。 そんな社会だからこそ、私たちは対話を追求します。民主主義を取り戻し、豊かな知を創造するために。 理想的な対話がどのようなものなのか。そもそもそれは可能なのか。
私たちは、
多様な意見、思想を持つ人々が集まり、
普段はなかなか話さないような話題について、
顔を突き合わせて、腹を割って、
対話を行う。
そんな対話会の開催を通じて、民主的な対話の場の設計に挑戦しています。
過去の対話会では、
・命は誰のものか (安楽死や、動物倫理など)
・安全はどこまで守られるべきか (感染症対策、遺伝子操作技術など)
・テクノロジーは人々を幸せにするか (未来のAI技術や、監視社会など)
といったテーマについて、下は一歳から、上は六十代の方まで、多様な性別、職業、立場の参加者たちと対話をおこなってきました。




▶︎活動様子

対話会は2か月に1回ほどIdea Stoaで開催しています。開催前にはテーマに沿った勉強会を何時間も行い、運営側でまずは知識を深めています。対話会では、個人の主観にとどまらず、俯瞰的に考えられるよう、対話の前に学術的知見を共有する工夫をしています。知識や議論の基盤を持つことで、対話の進度をさらに高める効果を期待しています。


単に意見を交換するだけでなく、多様な価値観に触れる中で自らの視点を揺さぶられ、新たな考えや社会の捉え方を形成する場を目指しています。そのためには、不快感を受け入れつつ、自分を確信する意識を持つ対話の実現と、学術的な深みのあるテーマの設定、日常生活への繋がりを重視していきます。
これからも参加者と運営メンバー双方にとって価値のある場を提供すべく、取り組みを進化させていきます。



▶︎対話会リーフレットの作成



対話会リーフレットPDF

対話会メンバーが2年間で10回以上開催されてきた対話会で得られた知見や、対話会を設計するにあたり工夫されていることなどがまとめられたリーフレットを作成しました。是非ご覧ください!


▶︎次回の対話会の案内

今回のテーマは「誰もが選挙権を持つべきか?」です。
今の日本では18歳以上なら誰もが選挙権を持てます。「みんなの意見が反映されるべき」というのがその信念ですが、本当にそれで社会はうまくいくのでしょうか?

選挙に関わる全ての方、これから関わる18歳以下の方にもぜひ参加してほしい対話会です。

お一人での参加が不安な方は、ぜひご友人と一緒にいらしてください。皆様とお会いできるのを楽しみにしています!


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メンバー

小松優治

所属 : 名古屋大学情報学研究科M2
好きな寿司ネタ : えんがわ(↓被っているのがイヤだと言われました)

井上裕介

所属 : 名古屋大学情報学研究科D1
好きな寿司ネタ : えんがわ(↑小松くんと被って喧嘩した)

森田湧登

所属:名古屋大学工学研究科M2
好きな寿司ネタ:でっかい穴子こそ至高(最近塩で食べるおいしさに目覚めた)

西澤薫

所属 : 元名古屋大学生(29歳)
好きな寿司ネタ : 炙りサーモンバジルチーズ

中島光一朗

理学D1